20180801 ミナミヌマエビ屋外水槽のエアレーション

「ミナミヌマエビ飼育にエアレーションは必要なのでしょうか!?」

たぶん飼育環境により答えは変わるんではないでしょうか。

そもそもエビ飼育において、エアレーションがどんな役割を果たしているかと言えば、バクテリアの増殖に尽きることかと思います。

つまり、バクテリアがより増殖することで、ミナミヌマエビの糞や餌の残りを早々に分解処理してくれる環境になりますので、水質悪化が防げるんです。

なお、エアレーションなしでも、光合成をする水草を多めに入れることで水草が酸素を作り出しますので、飼育水の溶存酸素量は増えます。水槽に入れるミナミヌマエビの数が適正なら、エアレーションなしで多めの水草だけで全く問題ありません。ミナミヌマエビが多すぎて過密状態なら、酸欠のミナミヌマエビたちが水面近くでたむろっているのですぐにわかります。なお、水温高めの水は溶存酸素量が減りやすいので、ひとつの目安としては水温26℃以上ならエアレーションやった方が無難ですね。私の経験です。

では、エアレーションのみでろ過装置なしはどうでしょうか。ミナミヌマエビたちの糞や餌の残りを分解してくれるだけのバクテリアに酸素を与えられるなら問題ないと思います。そもそも、エビ飼育には物理ろ過よりも生物ろ過の方が必要なので、エアレーションのみでもそこそこ大丈夫でしょうね。

ミナミヌマエビのような小さい生体は、強い水流が苦手です。エアレーションやフィルター装置で強い水流が発生してしまう場合は、ミナミヌマエビが水流から隠れられたり、つかまれるような水草などを必ず入れましょう。

本来、水は水面から多くの酸素を取り込んでいます。

海で海水が酸素を取り込むメカニズムを知っていますか!?

水は水面から多くの酸素を取り込むわけですが、静かな海面ではより多くの酸素を取り込むことはできません。海では波の発生で海面面積が広がるので、より多くの酸素を取り込めるわけです。そして潮流が海全体を撹拌させることで、海底まで酸素を送り込めるわけです。

水槽でも同じようなことをエアレーションで起こしてあげればいいのです。水面をボコボコさせて波を作り、底床付近からエアレーションで泡を上昇させて水槽内の水を撹拌させるんです。

ということで、エビ飼育において、エアレーションはあったほうが良さそうですね。

読んでいただき、ありがとうございました!

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